木のまな板 お手入れ方法

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長期に渡って使いたい、美しい木のまな板をお持ちですか。この方法を用いて、木のまな板をお手入れしてみて下さい。見違えるほど、綺麗になります!また、安全かつ簡単なオリーブオイルを使用したコンディショナーの作り方をご説明します。

なぜ木のまな板を使うのか

まな板はキッチンにはなくてはならないもの。安価なプラスチックのまな板はどこにでも出回っていますが、なぜ、木のまな板を選ぶのか。

木のまな板は美しいだけでなく、包丁の刃を守ったり天然の抗菌作用を備えているため、プラスチック性のものよりも優れています。プラスチック製のものは、マイクロプラスチックの問題も気になりますよね。

毎日のちょっとしたお手入れのコツを知っておけば、木製まな板はずっと長持ちします。長く使い続けるにはどんなことに注意をすれば良いのか、知っておきたい特徴や使い方をご紹介します。

また、有害物質を使わずにまな板をコンディショニングできる、家庭で簡単に作れるオイルレシピをご紹介します。

木のまな板で気をつけるべきこと

まな板のお手入れ方法に入る前に、木のまな板のお手入れに関し気をつけるべきことを見ていきましょう。

  • 食洗機:木のまな板を食洗機に入れることはできません❌ 木材の多孔質材料は食洗機には適しておらず、反りやひび割れの原因となります。
  • 漂白剤・ハイター:まな板の黒ずみはカビが原因。でも、キッチン用の漂白剤を使ってしまうのは❌です!塩素系・酵素系の漂白剤を使うと材質の劣化を招くばかりか、かえってカビを増やしてしまう可能性もあります。
  • 水気:まな板を水に浸しておくと、まな板が反ったり割れたりする原因となります。木のまな板は、換気の良い場所に保管する前に、必ず完全に乾かしてください。
  • 金たわし:金たわしやスチールブラシは木の表面を傷つけてしまいます。木製まな板のお手入れにはブラシやタワシが必須。「木目に沿ってしっかりゴシゴシと」、側面、四隅、裏面も忘れずに丁寧に擦り洗いを行いましょう。この時、お湯ではなく水を使って洗い流します。特に肉や魚を使った後は熱湯をかけてしまうとタンパク質が固まって取れにくくなるので注意が必要です。

木のまな板お手入れ方法

以下の5つのステップで木のまな板お手入れができます:

  • すすぎ:まな板に残った食品を水でキレイに取り除きます。木製のまな板はタワシを使って擦り洗いすれば水だけでも汚れが落ちます。
  • 洗浄:擦り洗いしても落ちない汚れ、臭い、油染みは、洗剤を使ってきれいに洗い流しましょう。なるべく界面活性剤などの入っていない天然の洗剤をオススメします。洗剤を使った後は、木材に洗剤が残らないようにお湯でよく洗い流して洗浄完了。
  • 消毒:仕上げに熱湯をかけると除菌ができます。特に夏場や梅雨時期は、細菌の増殖や臭いを防ぐために熱湯消毒が効果的です。もしくは、我が家のように重曹にレモンオイルを混ぜたペーストを作っておき、まな板全体に伸ばしたら数分後洗い流すというのもオススメです。
  • 乾燥:洗い終わったら清潔な布巾で水気を拭き取ってから乾燥させます。全体がくまなく乾くように風通しの良い場所に吊したり、底が密着しないようにスタンドなどを使って立てかけたりして、素早く乾かす工夫をしましょう。
  • 収納:まな板が完全に乾いたのを確認したら、風通しの良いところに収納します。

コンディショニングの頻度は?

木のまな板は一ヶ月に一度コンディショニングするのがオススメです。どれくらいの頻度のコンディショニングが必要かはお使いのまな板が教えてくれます。数回コンディショニングしてみると、まな板の渇きがわかるようになりますよ。

木のまな板用 手作りコンディショニングオイル

市販の物を使わずに、家庭で簡単にコンディショニングオイルを手作りすることができます。

必要な道具
  • 木、もしくはシリコンのヘラ
  • オイルを入れるガラス瓶
  • 湯煎用のボウル
  • キッチンスケール
必要な材料
  • ビーズワックス(ミツロウ):口に入っても大丈夫な高品質のものを使用しましょう。粒状のものが溶けやすく使いやすいですが、なければ塊のままでもOK。我が家は養蜂場から購入しています。
  • オリーブオイル
木のまな板コンディショニングオイル材料

木のまな板用 コンディショニングオイルの作り方

  • 湯煎用に鍋に湯を沸騰させ、ボウルにビーズワックスとオリーブオイルを入れて完全に湯煎で溶かします
木のまな板コンディショニングオイル溶かしたところ
  • 用意していたガラス瓶にオイルを流し入れ、室温で冷まします
  • 常温でオイルを保管します。3ヶ月以内を目処に使い切るようにしましょう。

木のまな板用 コンディショニングオイルの使い方

  • 布巾やタオルなどにコンディショニングオイルをとり、まな板全体に馴染ませます
  • 円を描くようにコンディショニングオイルをまな板に染み込ませていきます
  • まな板が乾燥し過ぎていて1度では足りないようであれば、30分ほど経ってから再度上記ステップを繰り返します。
コンディショニング前
コンディショニング後

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コンディショニングオイル レシピ

木のまな板 コンディショニングオイル

木のまな板 コンディショニングオイル

Yield: 300g
Active Time: 5 minutes
Total Time: 5 minutes

長期に渡って使いたい、美しい木のまな板をお持ちですか。この方法を用いて、木のまな板をお手入れしてみて下さい。見違えるほど、綺麗になります!また、安全かつ簡単なオリーブオイルを使用したコンディショナーの作り方をご説明します。

Materials

  • ビーズワックス (ミツロウ) 30g
  • オリーブオイル 270g

Tools

  • ヘラ
  • オイルを入れるガラス瓶
  • 湯煎用のボウル
  • キッチンスケール

Instructions

    1. 湯煎用に鍋に湯を沸騰させ、ボウルにビーズワックスとオリーブオイルを入れて完全に湯煎で溶かす
    2. 用意していたガラス瓶にオイルを流し入れ、室温で冷ます
    3. 常温でオイルを保管する
    4. 3ヶ月以内を目処に使い切る

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