ファイヤーサイダーの作り方
ファイヤー サイダー。聞きなれない名前かもしれませんが、インフルエンザやノロウィルスなど、季節的な驚異が現れるこの時期、免疫力を飛躍的に高める飲み物として、自然療法を好む人の間では昨今ブームとなっています。冷え性でお悩みの方にもうってつけ。材料さえ揃えばすぐ作れるものですから、ぜひ試して、ご自身でその効果を確かめてみて下さい。
ファイヤーサイダーとは
簡単に説明すると根、野菜、果物、ハーブをアップルサイダービネガーで発酵させた強力な飲み物です。ハーバリストが1970年代に始めたのがきっかけと言われています。その材料の相乗効果から、免疫力を飛躍的に向上させるものと考えられます。子供でも飲めますし、身体を温める効果もあるので、感染症が流行る冬に家庭に備えておくと大活躍します。
ファイヤーサイダーの効能
科学的に実証されているわけではありませんが、それぞれの材料の効能から、少なからず以下のような効能があると言われています。
- 風邪やインフルエンザの予防と緩和
- 喉の痛み
- 冷え症
- 免疫力の向上
- 胃腸の消化不良
- 腎臓機能の向上
ファイヤーサイダーの中身
家庭によって中身は多少異なりますが、基本的には以下の物を含みます。我が家では以下に加えて、ペッパーコーン、タイム、ローズマリー、クローブ、シナモン、鷹の爪などを入れています。
- アップルサイダービネガー: りんごを発酵させて作られたもので、それ自体に多くの効能があります
- 玉ねぎ
- ホースラディッシュ(西洋わさび)
- にんにく
- 生姜
- レモン
- オレンジ
- ウコン(ターメリック)
- 生はちみつ
ウコンやホースラディッシュなど、生の物が手に入りにく時にはパウダーで代用できます。
はちみつは加熱処理のされていない「生はちみつ」をご用意ください。我が家はCostcoのRaw Honey、もしくは近所で養蜂をされているところから購入しています。生はちみつは酵素が生きているので美容と健康に優れた効果を発揮します。スーパーなどで気軽に買えるはちみつのほとんどは加熱処理がしてあります。はちみつは45度以上だと含まれている成分が壊れてしまうので、加熱処理してあるものは、本来はちみつが持つ栄養素は含まれていません。
家庭でのファイヤーサイダーの作り方
煮沸消毒した保存瓶に材料を適当な大きさに切って入れたら、アップルサイダービネガーを材料が全てかぶるまで入れ、冷暗所で2-4週間ほど発酵させます。その間数日に一回は良く瓶を振り、また蓋を開けて中のガスを抜くようにして下さい。発酵が進むと、深みのあるスパイシーな香りがしてきて小さな泡が見られるようになります。発酵が完了したら、チーズクロスなどで濾して、水分だけを瓶などに移し替えて冷蔵庫で保存して下さい。
レモンやオレンジは皮ごと入れるので、無農薬の物を選んで下さい。無農薬の物が手に入らない場合には、必ず酢水などに漬けて農薬を除去してから使われることをお勧めします。
ファイヤーサイダーの飲み方
我が家では風邪予防として毎朝大さじ1杯をそのまま飲んでいますが、アップルサイダービネガーの酸が強すぎる場合には逆に胃腸に悪影響になってしまうこともあります。安心なのはコップ1杯のお湯に大さじ1杯を割って飲んだり、はちみつと混ぜたりする飲み方です。また、ドレッシングとしてオリーブオイルや塩を足して使う方法もあります。風邪のひき始めに効果を発揮しますので、試してみて下さい。
濾した残った材料は?
ファイヤーサイダーは通常濾してから飲まれるものですが、中に漬けていた野菜や果物は発酵の過程でとても柔らかくなっています。残った材料にもまだまだ味がありますし栄養が残っていますから、マスタードに混ぜてサンドイッチに塗ったり、マヨネーズと混ぜてディップにしたり、工夫して使ってみて下さい。
必要な道具
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ファイヤーサイダー
ファイヤーサイダーの基本的な作り方です。その効果をご自身で確かめてみて下さい。
Ingredients
- 玉ねぎ 大1個
- ペッパーコーン 大さじ1
- にんにく 3片
- レモン 1個
- オレンジ 1個
- ウコン 1/2カップすりおろし (もしくはターメリックパウダー)
- 西洋わさび 1/4カップ
- 生姜 1/2カップ
- タイム 1/4カップ
- ローズマリー 1−2房
- シナモンスティック 2-3本
- 生はちみつ 1/4カップ
- 鷹の爪かハラペニョ 少々
- アップルサイダービネガー 1,000ml
Instructions
1. 保存瓶を煮沸消毒しておきます
2. 材料を瓶に入る適当な大きさに切って下から重ねていきます
3. アップルサイダービネガーを材料が全てかぶるまで入れたら瓶の蓋をして、冷暗所で2-4週間ほど発酵させます
4. 発酵中は数日に一回良く瓶を振り、また蓋を開けて中のガスを抜くようにして下さい
5. 発酵が完了したら、チーズクロスなどで濾して、水分だけを瓶などに移し替えて冷蔵庫で保存します
Notes
- レモンやオレンジは皮ごと入れるので、無農薬の物を選んで下さい。無農薬の物が手に入らない場合には、必ず酢水などに漬けて農薬を除去してから使われることをお勧めします。
- 生の材料が手に入らない時には、パウダーで代用できます