サワードウ スターターの乾燥方法:乾燥スターターの作り方
もしもの時のために、サワードウ スターターを乾燥させておくことができます。乾燥させておくことで、半永久的にご自身のサワードウ スターターを保存することができますよ。
間違って全部使ってしまった時のバックアップとして(周りに何人かいます、笑)、または、お世話ができなくてスターターをダメにしてしまいそうな時、旅行先に持って行きたいとき、お友達に分けてあげたいとき等、乾燥スターターの作り方を知っておくととても重宝します。
乾燥スターターとは
乾燥スターターとは、すでに出来上がっているサワードウ スターターを乾燥させて、かけらや粉の状態にしたサワードウ スターターのことを指します。
酵母や常在菌はそのまま保存され、再度使いたい時には、水と小麦粉を加えることで活性化することができます。スターターから水分を蒸発させ乾燥させることで、すでに構築した酵母や常在菌を半永久的に留めることができ、保存や持ち運びが容易になります。
乾燥スターターの利点
スターターを乾燥させておくことで、万が一スターターをダメにしてしまったり間違えて使い切ってしまっても、一からスターターを作ることをせずに、バックアップを持つことができます。そのほか、以下の利点が考えられます:
- 長期間家を空けたり、さまざまな都合でスターターをメンテナンスできない時も、心配する必要がありません。
- お友達に分けてあげたいときに、簡単に郵送することができます
- 滞在先でサワードウ パンを焼きたい時に、簡単に持ち運ぶことができます
いつの時点でサワードウ スターターを乾燥させることができるか
サワードウ スターターが出来上がってすぐに乾燥させるのは理想的ではありません。サワードウ スターターは出来上がってから数ヶ月は熟成期間と考えられているからです。
サワードウ スターターを乾燥させるには、少なくともスターターが出来上がってから3ヶ月以上経っていて、常に状態の良いパンが焼けていることを目安としましょう。
サワードウ スターターを乾燥させるにはどれくらいの時間を要するか
スターターを乾燥させるにはそれほど時間を要しません。1−2日もあれば乾燥できます。
カビが生えるのを防ぐため、空気が乾燥していることが望ましいです。湿度が高い季節には、なるべく湿気の少ないところで乾燥させて下さい。また、スターターを伸ばすときに厚さが厚いと時間を要し、カビが生えてしまう危険性があるので、なるべく薄く伸ばすようにしましょう。
必要な道具
- オーブンペーパー
- ゴムベラなどスターターを伸ばしやすいもの
- 保存瓶またはジップロック
サワードウ スターターの乾燥の仕方
- 乾燥させる前にスターターをフィードし、アクティブな状態にしておきます。可能であれば、スターターがピークの状態の時に乾燥させましょう
- オーブンペーパーを適当な大きさに切り、その上に、ゴムベラなどを使ってスターターを薄く伸ばします
- 風通しの良い、暖かいところでスターターを完全に乾燥させます
- オーブンペーパーに包んで手で割ってかけらにして保存するか、さらにブレンダーにかけて粉々にして保存するかはお好みで
乾燥スターターの保管方法
スターターが完全に乾燥したら、保存瓶やジップロックなどに入れ、しっかりと密閉し、高温多湿を避けて保管します。
かけらの状態で保管するか、粉々にして保管するかはお好みですが、再度活性化させる時には粉状にしておいた方が容易です。粉状にするにはブレンダーに入れて粉砕しますが、その際、ブレンダーが完全に乾いていることを確認して下さい。この時に水分が入ってしまうと、カビの原因となってしまいます。
乾燥スターターの消費期限
乾燥スターターは、密閉されていて、直射日光を当てず、高温多湿を避けて保管していれば半永久的に保管できます。
サワードウ スターターの冷蔵保存と乾燥保存の違い
保存期間によって冷蔵保存するか乾燥保存するかを決めると良いかと思います。
数ヶ月以上パンを焼く予定がない時には、乾燥させておくことをお勧めします。逆に、それほど頻繁でなくても、定期的にパンを焼くのであれば冷蔵保存で十分です。
サワードウ スターターの再活性化
乾燥スターターを再度活性化するには、単純に水と小麦粉でフィードしてあげるのですが、この時最低3フィードほどを繰り返す必要がありますので、再活性には多少の時間を要することを覚えておきましょう。
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サワードウ スターターの乾燥方法:乾燥スターターの作り方
もしもの時のために、サワードウ スターターを乾燥させておくことができます。乾燥させておくことで、半永久的にご自身のサワードウ スターターを保存することができますよ。
Ingredients
- サワードウ スターター 15g以上
Instructions
- 乾燥させる前にスターターをフィードし、アクティブな状態にしておく
- オーブンペーパーを適当な大きさに切り、その上に、ゴムベラなどを使ってスターターを薄く伸ばす
- 風通しの良い、暖かいところでスターターを完全に乾燥させる
- 乾燥したら、オーブンペーパーに包んで手で割ってかけらにする
Notes
- 可能であれば、スターターがピークの状態の時に乾燥させましょう
- かけらのまま保存するか、ブレンダーにかけて粉々にして保存するかはお好みで