サワードウ ベーグル
パンの中でも私が一番好きなのが、モッチモチのベーグル。サワードウで作ったベーグルは、特有のコク、モチモチ感、硬めの表面で、朝食にも、ランチにも最適です!
ベーグルと聞くと、ハードルが高いように感じるかもしれませんが、サワードウの他のパンとそう変わりありません。焼く前に茹でるというステップが入ったくらいです。
朝食であればクリームチーズやジャムを塗ったり、サンドイッチにするのであれば、お好みのお野菜やお肉を入れて、色んな食べ方を楽しめます!
なぜサワードウなのか
我が家ではパンやデザートを作るときに、小麦粉をそのまま使うことは滅多にありません。小麦粉と水だけを使って自家培養した天然酵母のサワードウ(サワー種)スターターを使います。小麦というのは酵素抑制物質やフィチン酸を含んでおり、体にミネラルを吸収するのを阻害しますし、それを長い間摂取し続けると胃腸に破綻をきたし、結果として近年よく言われるグルテンアレルギーなどということが発生してしまうのです。天然酵母を使い、小麦粉を長い時間かけて発酵させることで、酵素抑制物質やフィチン酸を分解し、私たちの体がグルテンを消化しやすいようにします。つまり、サワードウで作ったパンは小麦の栄養価を吸収しやすくし、小麦本来がもつマイナス要素を排他してくれます。また、長時間の発酵の過程で、ドライイーストで短時間に発酵させたパンには出せない深みのある味を生み出してしてくれるのです。サワードウ は私たちにとってとても有益なものと言えます。
サワードウ スターターの作り方はこちらをご参照下さい。
ベーグルの成形には2通りのやり方があります。一度、生地を棒状に伸ばしてから、端と端を繋げる方法とボール状にしてから、真ん中に穴を開ける方法。私はより時短な穴を開ける方法でやってしまいます。その時は、穴が大きすぎるかなと思うくらい開けて下さい。2次発酵の過程でかなり膨らみますので、穴がなくなってしまうことがあります。
なぜ茹でるのか
ベーグルは焼く前に一度砂糖水で茹でる必要があります。こうすることで、ベーグルの形を保持すると同時に、綺麗な焼き目を実現することができます。茹でる際に重曹を入れる方もいらっしゃいますが、重曹を入れると焼き目がより濃くなり、またベーグルが硬すぎてしまうことがあります。お好みで試してみて下さい。
茹で時間が長ければ長いほど、表面が厚くなります。私は片面1分くらいずつ茹でますが、お好みで調節してみて下さい。
トッピングとしてシード系(ゴマ、ポピーシード、チアシード、ヘンプシード等)を使われる場合には、茹でた後、溶き卵を塗るとよくくっつきます。が、ベーグルを切る時にはキッチンが大変なことになりますので、ご注意ください(笑)。
Tips
- ベーグルを茹でる時には、穴あきおたまを使うと便利です。
- ベーグルを茹でる時には、大きめの鍋を使い、一度に2−3個のベーグルを茹でるのがオススメです
- ベーグルの生地はかなり硬いので、スタンドミキサーをお使いになると便利です。
必要な道具
トッピングアイデア
- シナモンシュガー
- ゴマ
- ポピーシード
- チアシード
- ヘンプシード
- シュレッドしたチェダーチーズ
- オニオンフレーク/ガーリックフレーク
ベーグル バリエーション
以下の物を生地に混ぜ込む場合には、成形直前に入れて下さい。
- ブルーベリー
- レーズン
- チョコチップ(チョコチップベーグルを作る場合には、生地の材料に大さじ4程度のココアパウダーを入れるのもオススメです)
サワードウ ベーグルの作り方
- サワードウ スターター、水、ハチミツ、塩、小麦粉2カップをスタンドミキサーのドウフックで混ぜます
- 低速で10分ほど捏ねます。ベーグルの生地は硬めです。
- 残りの小麦粉を1/2カップずつ加えていき、生地がスムースになるまで捏ねます。手で捏ねることもできますが、ベーグルの場合にはスタンドミキサーの方が断然楽です。
- ボウルに蓋やラップをし、8−12時間発酵させます。
- 発酵が完了したら、生地を8等分にします。
- それぞれをボール状に丸め、真ん中に指で穴を開けます。2次発酵の過程でかなり膨らみますので、穴は大きすぎるかなと思うくらい開けてOKです。
- 再度ラップをかけるか濡れ布巾などを被せて、ぷっくりと膨らむまで2時間ほど発酵させます。室温によっては、それ以上かかることもあります。
- オーブンを220度に予熱しておきます。
- 大きめの鍋に水を沸かし、砂糖を加えます。
- 穴開きおたまで、ベーグルを優しく水の中に入れ、片面1分ずつ茹でます。
- 余分な水分を落とし、オプションでお好みのトッピングをのせます。
- 茹でたベーグルをオーブンペーパーにのせます。
- オーブンで20分ほど焼きます。
その他のサワードウ レシピ
Pin it for later
サワードウ ベーグル
パンの中でも私が一番好きなのが、モッチモチのベーグル。サワードウで作ったベーグルは、特有のコク、モチモチ感、硬めの表面で、朝食にも、ランチにも最適です!
Ingredients
- サワードウ スターター 1/2カップ (92g)
- 水 1カップ (245ml)
- ハチミツ 大さじ2
- 塩 小さじ2 (8g)
- 薄力粉 3カップ (430g)
- 強力粉 1カップ (145g)
- 砂糖 大さじ1 (茹でるときに使用)
Instructions
- サワードウ スターター、水、ハチミツ、塩、小麦粉2カップをスタンドミキサーのドウフックで混ぜます
- 低速で10分ほど捏ねます。ベーグルの生地は硬めです。
- 残りの小麦粉を1/2カップずつ加えていき、生地がスムースになるまで捏ねます。手で捏ねることもできますが、ベーグルの場合にはスタンドミキサーの方が断然楽です。
- ボウルに蓋やラップをし、8−12時間発酵させます。
- 発酵が完了したら、生地を8等分にします。
- それぞれをボール状に丸め、真ん中に指で穴を開けます。2次発酵の過程でかなり膨らみますので、穴は大きすぎるかなと思うくらい開けてOKです。
- 再度ラップをかけるか濡れ布巾などを被せて、ぷっくりと膨らむまで2時間ほど発酵させます。室温によっては、それ以上かかることもあります。
- オーブンを220度に予熱しておきます。
- 大きめの鍋に水を沸かし、砂糖を加えます。
- 穴開きおたまで、ベーグルを優しく水の中に入れ、片面1分ずつ茹でます。
- 余分な水分を落とし、オプションでお好みのトッピングをのせます。
- 茹でたベーグルをオーブンペーパーにのせます。
- オーブンで20分ほど焼きます。
Notes
- 計量カップはアメリカの物を使用しています。1/2カップ=120ml、1カップ=240ml
- 以下の物を生地に混ぜ込む場合には、成形直前に入れて下さい。ブルーベリー、レーズン、チョコチップ(チョコチップベーグルを作る場合には、生地の材料に大さじ4程度のココアパウダーを入れるのもオススメです)