メディカルアロマで春のムズムズ対策
春のムズムズ、辛いですよね。今回はメディカルアロマを使う春のムズムズ対策をご紹介します。
私自身、小学校1年生くらいの時に花粉症を発症し、それから30数年花粉症と付き合ってきました。ですが、歳をとったせいか、長年の投薬のせいか、ある時花粉症の薬を飲んだら生理が止まってしまったんです。それからは点鼻薬のみで何とかやってきましたが、点鼻薬もステロイドですから、使い続けていたら体に良いわけはありません。そんな時にメディカルアロマと出会いました。
メディカルアロマとは
植物が作り出す香りの成分を使って、私たちの健康や美容に役立てていく自然・植物療法の一つをアロマセラピーと言います。植物の花・葉・果皮・種子などから採りだした100%天然の精油(エッセンシャルオイル)を利用して、毎日を健やかに送るための心と身体の健康管理法です。
植物の香りは脳へダイレクトに働きかけます。香りは脳を刺激して、気持ちを落ち着かせたり、気分を高揚させたりして感情に働きかけ、自律神経やホルモンを分泌する内分泌系、免疫機能にも影響を及ぼします。香りの成分には、鎮痛作用や抗菌作用、抗ウイルス作用など、さまざまな作用があります。
メディカルアロマセラピーは、その作用を利用して、心と身体の不調や病気の予防などに役立てていくものです。人の身体には本来、自分で病気やケガなどを治そうとする自然治癒力が備わっています。メディカルアロマセラピーは、生まれながらに持っている「自分で治す力」=「自然治癒力」を高める手助けもしてくれます。
このメディカルアロマセラピーは、欧米では医療行為としても認めらている国もあります。日本では西洋医学を補完する代替医療としてメディカルアロマセラピーの導入が進んでいます。
精油の正しい使い方をそれぞれのご家庭のお母さんが知っていれば、家族に体調不良が発生した場合に、家庭でほとんどの対応ができるようになります。
メディカルアロマに適している精油
市場に出回るオイルの質は実に様々です。中には、混ざり物も多く、人工香料を合成している場合もあります。合成香料を加えたアロマオイルは体にとって逆に悪影響を与えることもあります。また、同じ植物を使っていても、収穫の場所や時期、抽出方法などの違いにより、オイルの質は全く異なったものになり得ますので、購入前に確認が必要です。
アロマセラピーは吸引、直接塗布、飲用をしていきますので、エッセンシャルオイルが純粋であることは必然です。原料の栽培時に農薬や化学肥料を使っていないか、合成香料といった混入物がないかを確認し、無農薬有機農法で栽培された、高品質の純粋オイルを選びましょう。また、収穫方法や抽出方法などにも注意し、第三者機関の厳しい検査基準を満たした最高級品質の「純粋セラピー等級」の物を選んでいくことが大切になります。
高品質のオイルは、成分分析法であるガスクロマトグラフィーで証明されています。これにより、精油の構成成分がわかりますので、成分分析表が用意されているメーカーのものを選んでください。
ムズムズ対策で用意するエッセンシャルオイル
以下のオイルがあれば、飲用用も塗布用も、そして目の周りに塗るロールオンも全て作れます。
- ラベンダーオイル (抗ヒスタミン作用があります)
- レモンオイル (ヒスタミンを抑えるリモネンが多く含まれています)
- ペパーミントオイル (ミントポリフェノールにはヒスタミンの生成を阻害する働きがあります)
- ティーツリーオイル (テルピネン成分には優れた抗感染作用や免疫力アップがあり花粉症などのアレルギー症状の緩和に役立ちます)
その他用意する物
- 芳香する場合にはディフューザー
- 飲用する場合にはベジタブルカプセル
- 塗布する場合にはキャリアオイル (キャリアオイルは何でも使えます)
- 10mlロールオンボトル
上記のオイルを芳香、塗布、摂取の3つの方法で使用することができます。
ムズムズ対策の芳香の仕方
ラベンダーオイル、ペパーミントオイル、レモンオイル、ティーツリーオイルをそれぞれ3滴ずつディヒューザーに入れ、芳香して下さい。
ムズムズ対策カプセルの作り方
ベジタブルカプセルに、ラベンダー、ペパーミント、レモン、ティーツリーオイルを1滴ずつ入れ、ベジタブルカプセルに蓋をして水で摂取する。
舌下にそれぞれのオイルを1滴ずつ垂らし、30秒ほど待ってから飲み込む方法もありますが、ベジタブルカプセルが一番摂取しやすいと思います。
ムズムズ対策ブレンドを塗布する方法
- 胸元、足裏、鼻の下などに、キャリアオイルで希釈して塗布する。
- 予めロールオンボトルを作っておくと便利です:10mlのロールオンボトルに、ラベンダーオイル10滴、レモンオイル10滴、ペパーミントオイル10滴を入れ、キャリアオイルを満杯まで入れたら、よく振って塗布する。お子さんにご使用の場合には、それぞれのオイルを4滴ずつに変えて下さい。
目の痒みにはロールオンボトルで塗布する
目の痒みがあり、目を擦りたくなる時には、代わりにアロマオイルをロールオンしてあげてください。予めロールオンボトルを作っておくと便利です。
10mlのロールオンボトルにラベンダーオイル、ティーツリーオイルそれぞれ1-2滴ずついれ、残りをキャリアオイルで満たし、およそ2%濃度のブレンドオイルを作ります。
必要に応じ、目の周り(目に入らないように注意)に塗布して下さい。
メディカルオイルに関してご質問がありましたら、お気軽にコメント欄からご連絡下さい!