パンプキンの形のサワードウ ブレッド

サワードウ パンプキンブレッド – 2 Ways

カボチャが出回る時期になると必ず作りたくなるのが、カボチャの形をしたサワードウ ブレッド。今回は通常のサワードウ ブレッドとカボチャピューレ&パンプキンスパイスを加えて作るパンの2通りのレシピをご紹介します。ホリデーシーズンにピッタリで、お友達を招いたりお友達に差し上げるパンとしても喜ばれますよ!

パンプキンの形のサワードウ ブレッド

東京では10月に入ってめっきり秋らしくなりました。朝晩は冷え込み、食欲も増してきた気がします。そこでなぜか欲しくなるのが、カボチャのパンやスイーツ。ぜひ、このパンを作って、カボチャの季節を楽しんでみて下さい!

必要な道具

  • 大きめのボウル
  • キッチンスケール
  • ダッチオーブンストウブなど
  • オーブンペーパー
  • 紐:コットンの料理糸をお使い下さい。その他の紐を使ってしまうと、大惨事になります。
  • バネトン:あると便利!ザルでも代用可能
  • ブレード (オプション):包丁でも代用可能
  • ふるい、もしくは茶漉し

1つ目の方法:基本のサワードウ ブレッドをカボチャの形にしたもの

基本のサワードウ ブレッドが作れるようになったら、それをカボチャの形にするというとてもシンプルな方法。基本のサワードウ ブレッドと全く同じ材料と作り方をして、焼く直前にカボチャの形になるようにします。焼成も同じやり方でやってみて下さい。

  • 50cmの料理糸を4本作り、冷蔵庫から出した生地に8等分になるように置いていきます。
  • その上に、オーブンペーパーを被せたら、ひっくり返して台の上に置きます。
  • スコアリングする場合には、この時点で茶こしやふるいなどを使って、生地の表面に満遍なく小麦粉を振りかけます。
  • 対角の紐を一本一本縛っていき、最後に全ての紐を束ねて縛ったら、ハサミで短く切ります。
  • スコアリングしても良し、そのまま焼いてもOKです。

2つ目の方法:カボチャピューレとパンプキンスパイス入り

ほんのりカボチャとパンプキンスパイスの味がして、朝のトーストやフレンチトーストに使うのもオススメですよ!

必要な材料

  • 強力粉
  • アクティブなサワードウ スターター
  • カボチャのピューレ
  • きび砂糖
  • パンプキンスパイス:わざわざ買わなくても、家で簡単に作れます。

作り方

 1日目 ー

9:00am:サワードウ スターターをフィードする

材料を混ぜる4−12時間前に、サワードウ スターターをフィードします。アクティブで泡のたくさん出ているスターターを使用して下さい。

5:00pm:材料を混ぜる

強力粉、水、スターターを混ぜて粉っぽさがなくなったら、ここから1時間オートリーズ法といって粉に水分を吸わせる時間を取ります。濡れ布巾やビーズワックスラップ、サランラップなどで蓋をしておきましょう。

6:00pm:塩、ピューレ、パンプキンスパイス、必要に応じて残りの水を足す

塩、カボチャピューレ、パンプキンスパイスを加え、必要に応じて水を20gずつ足していきます。これは、お使いの小麦粉によって必要な水分量が異なるからです。水はオートリーズの後に足すことが出来ますが、引くことは出来ません。

この時点で、十分水分量が足りていると感じられれば、水を足す必要はありません。生地が硬いと感じられる場合のみ、塩と一緒に水を足して下さい。

ここからまた蓋をして30分置きます。

6:30pm:ストレッチ&フォールド

ここから、ストレッチ&フォールドを4セット、30分間隔で行なっていきます。発酵の過程でも常に蓋をしておいて下さい。

ストレッチ&フォールドというのは、バルク発酵(一次発酵)の過程で行う手法です。生地の強度を上げ、グルテンを生成し、生地の温度を均一にし、内部に空気を閉じ込めます。また、ストレッチ&フォールドを行うことで、生地の発酵具合を手や目で確かめていくことが出来ます。

やり方は至って簡単です。生地を正方形と見なし、一辺を掴み、優しくひき伸ばしたら、反対の端に向かってたたみ込んでいきます。それを、残りの3辺で繰り返し、これを1セットとします。手を水で濡らしておくと、生地が手にくっつかずやり易いです。やり方がわからない場合には、基本のサワードウ ブレッドの動画をご参照下さい。

このストレッチ&フォールドを4セット、30分間隔で行います。

4回目のストレッチ&フォールド終えてから30分後、バルク発酵(一次発酵)は完了です。生地が軽く、空気を得て見えているばOKです。倍とまではいかなくとも、生地が膨らんでいるはずです。

もし、全然膨らみや気泡などが見えなければ、もう1度ストレッチ&フォールドを実施し、さらに30分待ってみて下さい。冬場の室温が低い時には、起こり得る状況です。2度ストレッチ&フォールドを追加する必要があっても大丈夫です。また、その後長めに生地を休ませ、膨らみを待ってみて下さい。冬場のバルク発酵(一次発酵)は夏場に比べて、1時間から1時間半長くかかるのが通常です。

ストレッチ&フォールド手法の代わりに、コイルフォールドという手法を使うことも可能です。効果は同じですが、私は、ストレッチ&フォールドを2−3回行い、最後の1−2回はコイルフォールドを行います。

9:00pm(もしくはそれ以降):プリシェーピング(一次成型)

ここで、バルク発酵(一次発酵)の完了です。ボウルから生地を出し、ボール状に成型していきます。

表面を下にしてバネトンに入れ、濡れ布巾、ビーズワックスラップ、サランラップなどを被せて、およそ12時間冷蔵庫で寝かせます。

 2日目 ー

9:00am:オーブンを250℃に予熱

オーブンを予熱する際に、蓋をしたダッチオーブンも一緒に入れて温めます。少なくとも30分以上はダッチオーブンを温めるようにして下さい。

9:30am:スコアリング&焼成

  • 50cmの料理糸を4本作り、冷蔵庫から出した生地に8等分になるように置いていきます。
  • その上に、オーブンペーパーを被せたら、ひっくり返して台の上に置きます。
  • スコアリングする場合には、この時点で茶こしやふるいなどを使って、生地の表面に満遍なく小麦粉を振りかけます。
  • 対角の紐を一本一本縛っていき、最後に全ての紐を束ねて縛ったら、ハサミで短く切ります。
  • スコアリングしても良し、そのまま焼いてもOKです。
  • 予熱しておいたダッチオーブンにオーブンペーパーごと生地を入れ、蓋をし、250℃で20分焼きます。その後蓋を取り、オーブンの温度を200℃に下げて、さらに20分焼きます。
  • 焼きあがったら、2時間ほど冷ましてからスライスして下さい。

Pin It For Later

パンプキンの形のサワードウ ブレッド

サワードウ パンプキンブレッド

Prep Time: 6 hours
Cook Time: 45 minutes
Additional Time: 16 hours
Total Time: 22 hours 45 minutes

カボチャが出回る時期になると必ず作りたくなるのが、カボチャの形をしたサワードウ ブレッド。ホリデーシーズンにピッタリで、お友達を招いたりお友達に差し上げるパンとしても喜ばれますよ!

Ingredients

  • 強力粉 475g
  • アクティブなサワードウ スターター 100g
  • 水 200g
  • カボチャのピューレ 100g
  • 塩 10g
  • きび砂糖 10g
  • パンプキンスパイス 小さじ1

Instructions

ー 1日目 ー

サワードウ スターターをフィードする

材料を混ぜる4−12時間前に、サワードウ スターターをフィードする。

材料を混ぜる

  • 強力粉、水、スターターを混ぜる。
  • 濡れ布巾やビーズワックスラップ、サランラップなどで蓋をして1時間置く

塩、ピューレ、パンプキンスパイス、必要に応じて残りの水を足す

  • 塩、カボチャピューレ、パンプキンスパイスを加え、必要に応じて水を20gずつ足していく。
  • 蓋をして30分置く。

ストレッチ&フォールド

  • ストレッチ&フォールドを4セット、30分間隔で行なう。
  • 4回目のストレッチ&フォールド終えてから30分後、バルク発酵(一次発酵)は完了

プリシェーピング(一次成型)

  • バルク発酵(一次発酵)の完了
  • ボウルから生地を出し、ボール状に成型する。
  • 表面を下にしてバネトンに入れ、濡れ布巾、ビーズワックスラップ、サランラップなどを被せて、およそ12時間冷蔵庫で寝かせる。

ー 2日目 ー

オーブンを250℃に予熱

オーブンを予熱する際に、蓋をしたダッチオーブンも一緒に入れて温める。

スコアリング&焼成

  • 50cmの料理糸を4本作り、冷蔵庫から出した生地に8等分になるように置く。
  • その上に、オーブンペーパーを被せたら、ひっくり返して台の上に置く。
  • スコアリングする場合には、この時点で茶こしやふるいなどを使って、生地の表面に満遍なく小麦粉を振りかける。
  • 対角の紐を一本一本縛っていき、最後に全ての紐を束ねて縛ったら、ハサミで短く切る。
  • スコアリングしても良し、そのまま焼いてもOK
  • 予熱しておいたダッチオーブンにオーブンペーパーごと生地を入れ、蓋をし、250℃で20分焼く。その後蓋を取り、オーブンの温度を200℃に下げて、さらに20分焼く。
  • 焼きあがったら、2時間ほど冷ましてからスライスする。

Notes

ストレッチ&フォールド完了後、全然膨らみや気泡などが見えなければ、もう1度ストレッチ&フォールドを実施し、さらに30分待ってみて下さい。冬場の室温が低い時には、起こり得る状況です。2度ストレッチ&フォールドを追加する必要があっても大丈夫です。また、その後長めに生地を休ませ、膨らみを待ってみて下さい。冬場のバルク発酵(一次発酵)は夏場に比べて、1時間から1時間半長くかかるのが通常です。

Similar Posts

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です